入れ歯は慣れるまでに時間がかかるものではありますが、食事を行う際に気を付けることはありますか?と患者さまより、ご相談頂くことも多くあります。口の中に入れる入れ歯は異物であるために、はじめのうちは戸惑う人も少なくありません。そこで今回は、入れ歯で食事をする際に、咀嚼について気を付けることはあるのか、詳しくご紹介して参りましょう。
▼咀嚼とは?
咀嚼とは、食べ物を咬み砕き、粉砕することを指し、人間が栄養を口から摂取する上で重要な運動機能であります。
▼咀嚼について気を付ける点
【食べ物の大きさ】
料理をおこなう際には、食材を小さくカットして、入れ歯で咬み切りやすくしましょう。ここで注意したいのが食材の薄さです。あまりに薄すぎると、咬みにくくなったり、飲みにくくなったり、小さすぎると入れ歯と顎堤の間に侵入したりするために、食材の大きさに気を付けましょう。
【食べ物の硬さ】
硬い食べ物は咬み切りにくく、粘膜も傷つきやすくなるために、極端に硬い物を食べる場合には、工夫しましょう。
【食べ物の温度】
入れ歯の大半はプラスチック製であるために、食べ物の温度が伝わりにくく、熱い食べ物だと気付かずに火傷する恐れもあるために、気を付けましょう。
咀嚼は栄養を口から摂取するには欠かせない運動機能であり、初めのうちは、天然歯のように上手く咀嚼し辛いケースも多い入れ歯であっても、上手く工夫を行い咀嚼できるように、徐々に慣れていきましょう。
以上、今回は入れ歯での咀嚼についてご紹介して参りました。入れ歯でお困りの際には、お気軽にご相談下さい。
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