入れ歯作製に欠かせないお口の型取りではありますが、初めて型取りを行う場合には、どのように行うのか、不安に思う患者さまも少なくありません。そこで今回は、お口の型取り方法について詳しくご紹介して参りましょう。
▼入れ歯の作製の流れ
まずは、入れ歯製作の流れについて把握しましょう。
ステップ1:口腔内検査
ステップ2:お口の型を取る
ステップ3:個人トレーで再度お口の型を取る
ステップ4:咬み合わせの型取り(咬合床)
ステップ5:試適
ステップ6:装着
ステップ7:調整
▼お口の中の型取り方法
今回は最もポピュラーな型取り方法である、アルジネート印象についてご紹介しましょう。アルジネート印象の“印象”とは型取りの意味があり、ピンクやオレンジ色をしているアルジネートと呼ばれる、アルギン酸ナトリウムを主成分とした印象材を使用します。
以下が、アルジネート印象方法の手順となります。
【アルジネート印象方法】
ステップ1:粉末状のアルジネートをラバーカップと呼ばれるゴム製のカップに入れ、更に適量の水を加えます。
ステップ2:水を加え素早くスパチュラと呼ばれる金属のヘラで混ぜ合わせ、空気が入らないように、尚且つダマにならないようにかくはんします。
ステップ3:20秒から1分の間に混ぜ合わせ、トレーと呼ばれる型に、練ったアルジネート材を流し込みます。アルジネート材は水と結合することで固まる性質があるために、素早く行う必要があり、季節によってもその状態は左右されます。
ステップ4:トレーにアルジネート材を流し込んだ後、患者さまのお口の中に入れ、型取りを行います。硬化するまで2分程度掛かるために、患者さまにはそれまでの間、じっとしておいて頂くようにお伝えします。
嘔吐反射に敏感な患者さまの場合には、えずいてしまう恐れもあるために注意しなければなりません。
ステップ5:硬化を待ってトレーを外し、型取り完了となります。
以上、今回はお口の型取りについて詳しくご紹介して参りました。入れ歯作製には欠かせないお口の型取りでありますが、初めて型取りを行う場合には、不安を覚える人も少なくありません。入れ歯作製をお考えの場合や、お困りの際には、お気軽にご相談ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:30~13:00
午後:14:30~19:00
△:14:30~18:00
休診日:木曜・日曜・祝日