患者さまより「入れ歯のスペアを作りたい」とご相談いただくことがあります。「物忘れが激しい」、「スペアがないと不安で仕方ない」このような理由から、入れ歯を余分に手元に置いておきたいと、希望する患者さまも少なくありません。そこで今回は、入れ歯のスペアを作製できるのか、スペアを作っておく必要はあるのか、詳しくご紹介して参りましょう。
▼入れ歯のスペアは作製することができるの?
入れ歯のスペアは保険診療では作製できません。新たに入れ歯を作製する条件として、既存の入れ歯の不具合が生じた場合のみとされています。また、保険診療の場合には原則、新たに入れ歯を作製するには6ヶ月以上経過していることが条件とされ、下記の場合であっても新たに入れ歯を作製することはできません。
・入れ歯の紛失
・入れ歯が合わない
・前回作製した歯科医院とは別の歯科医院で作製
・入れ歯の形や材質を変えて作製
また、作製から6ヶ月似内であっても下記の場合には、保険診療で新たな入れ歯を作製することが可能となります。
・歯を新たに失った場合
▼スペアを作製するには?
上記ではスペアを作製できないとご紹介して参りましたが、入れ歯のスペアがどうしても必要な場合は、自費診療で入れ歯を作製することで、2つの入れ歯を保有することが可能です。
しかし、自費診療の場合には全額負担となるために、費用は高価となります。
▼入れ歯を紛失しない対策を
入れ歯のスペア作製を検討すると共に、入れ歯を紛失しないように対策を行いましょう。
・入れ歯を外す時は入れ歯ケースに必ず入れる
・入れ歯を置く場所を徹底する
老人ホームやグループホームで複数の入れ歯を管理する場合
・入れ歯ケースに名前を記入
・使わない場合には必ず入れ歯ケースに入れる
以上、今回は入れ歯のスペアについてご紹介して参りました。入れ歯でお困りの際には、お気軽にご相談ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:30~13:00
午後:14:30~19:00
△:14:30~18:00
休診日:木曜・日曜・祝日